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「ブラタモリ」

2015年8月29日
読了時間: 2分

先月、NHKの「ブラタモリ」で、仙台の歴史が2夜連続で、放映された。1回目の放送で、「四谷用水」が紹介され、本国寺の入り口が映っていた。いつも通る場所なので、今まで特別な感覚はなかったが、改めて伊達政宗(1567~1636)の都市作りの偉大さを、再認識させられた。水は、人間にとって必要不可欠なものであり、四谷用水が仙台の血液の役割を果たしたことが、よく理解できた。又、仙台平野の津波との係わりが、集落の作り方の中に表れていて、興味深かった。

 以前、全国を転勤したことのあるお檀家に、「仙台はめずらしい都市ですね」と言われたことがある。一般的に、都市は南の方海の方に発展していくが、仙台は北の方山の方に発展していく珍しい都市といわれたことを思い出した。確かに、政宗の都市作りの真骨頂は、東日本大震災時に示された。それは、百万都市でありながら、沿岸部の中小都市よりも、犠牲者の数が少なかった。もし、仙台が沿岸部に大規模宅地開発をしていたら、とんでもないことになっていた。仙台市民は、政宗の都市設計の慧眼に、感謝しなければならない。

 2回目は、宮城刑務所が紹介され、その歴史と内部が放送されたが、複雑な思いに駆られた。宮城刑務所は、明治12(1879)年政宗が晩年を過ごすために築城された第2の城、若林城の城跡に建設された。城跡に刑務所が作られた例は、全国何処にもないだろう。そして、刑務所敷地内には、見事な銘木である「臥龍梅」や「幡龍の松」があるが、普段市民の目に触れることはない。なにせ刑務所という特殊な場所なので、関係者以外見ることができない。136年も経つのに、こんな異常な状態を続けてよいものだろうかと、疑問が湧いた。

 丁度、20年後は、伊達政宗の四百回忌に当たる。この番組で紹介されたのを機に、宮城刑務所の移転と、銘木をいつでも見られるよう、城跡を庭園にする運動を始めよう。市民が声を上げ、仙台市が動き、20年計画であれば、「伊達政宗四百回忌記念事業」として、実現の可能性は十分あるだろう。

 
 

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