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一本足打法

  • 2008年8月10日
  • 読了時間: 1分

7日、楽天最終戦、対ソフトバンク戦を堪能した。田中、杉内両投手の息詰まる投手戦、延長12回山崎のサヨナラヒットで幕を閉じた。王監督最後の試合ということもあり、球場の雰囲気、盛り上がりは最高であった。思い出に残る、良い試合を見せたもらった。


 王監督50年の野球人生を支えたのは、ホームラン世界一を生み出した、一本足打法である。それは、敗戦国日本が、戦後の驚異的な発展を、経済一辺倒で達成した姿にダブる。高度成長が始まる昭和30年代、若き王貞治が荒川コーチと共に一本足打法確立にもがき苦しみ、所得倍増を唱えた池田勇人首相が、フランス大統領ドゴールにトランジスタのセールスマンと揶揄されながらも奮闘していた黎明期がなつかしい。一本足打法にかけた王選手、経済立国一本にかけた池田首相と、この共通性は興味深い。日本復興のカギは、経済を軸とした一本足打法であったといっても過言ではない。


 日蓮聖人も、数多くの経典の中から法華経一経だけを選び、この経典のみを依経とした。法華経一筋61年の生涯を、1282年10月13日東京・池上にて閉じた。王監督になぞらえれば、一本足布教だったといえるのだろうか。

 
 

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