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春節の悪夢

2020年1月31日
読了時間: 2分

1月25日は、旧暦のお正月春節(元旦)である。中国では、1月24日~30日までの7日間の大型連休だったが、「新型肺炎」の影響で2月2日まで延長された。この「新型肺炎」は、暖冬で国内消費が落ち込む日本にとって、福の神になるはずだった中国人観光客を、疫病神に変えてしまった。今年の春節は、「捕らぬ狸の皮算用」で、多くの産業とくに観光産業を直撃し、悪夢となってしまった。

それにしても、中国は17年前に情報を隠蔽し、世界を混乱させ批判を浴びたSARS(サーズ)の経験が活かされていない。SARSは、野生動物が感染源と言われるが、今回も同じような感染経路のようである。中国人は、四つ足で食べないのはイスとテーブルだけと揶揄されるが、せめて多くの人が集まる市場で生きた野生動物を売買するのは、禁止しなければならない。世界第2位の経済大国が、再びこのような災いを世界に拡散させたことを、大いに反省しなければならない。

日本は、元号が平成から令和に変わりお祝い気分のお正月も、この「新型肺炎」騒動で一気に吹き飛んでしまった。6ヶ月後にせまった、東京オリンピックが心配である。それまでに、何とか収束してくれればよいが、今の状況を見ていると不安になる。「好事魔多し」のことわざのごとく、良い事にはとかく邪魔が入ると言われるが、昔の人はうまいことを言ったものだ。中国は、軍備拡張や国威発揚には熱心だが、社会が経済大国にふさわしい姿になっていない歪の大国である。

東京オリンピックには、もう一つ心配なことがある。今年は、貞観地震(869年)以来といわれる東日本大震災(2011年)から9年になる。古文書「日本三大実録」に貞観地震の9年後、878年に関東に大地震の記述がある。奇しくも令和2年は、東日本大震災から9年で、7月には東京オリンピックが開催される。この記述と同じように、東京に大地震が来るかは「神のみぞ知る」であるが、念頭に置いておかなければならない。令和の門出は前途多難である。

 
 

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