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東北の梅雨

  • 2012年7月30日
  • 読了時間: 1分

7月26日、ようやく梅雨明けしたが、梅雨入りから梅雨らしい日々が続いていたかというと、はなはだ疑問である。


 東北の梅雨は、梅雨明けしない年が度々ある、妙な梅雨である。梅雨の語源は、この時期高温多湿で黴菌が増殖し、カビが生えやすいことから「黴雨」と呼ばれ、これが同じ音の「梅雨」に転じたと言われている。年中行事になっている、梅雨入り梅雨明けの発表であるが、私はいつも東北が含まれることに、違和感を覚えている。それは、寒冷地である東北に、西日本の象徴的な気候を当てはめるには、少々無理があると思っていたからである。

 そんな思いを抱いたのは、40年前の東京での学生生活まで遡る。当時、関西出身の友人に、東北の梅雨はセーターや長袖を着る話をすると、驚いた様子でそんな梅雨があるのかという返事であった。彼らにとって、梅雨とは蒸し暑くうっとうしい嫌な時期であり、寒い梅雨は想定外であり、梅雨のない北海道は憧れの旅行先であった。

 3年後、北海道の函館まで延伸開業する東北新幹線を考える時、北海道と同じ梅雨のない東北と売り出せれば、震災で落ち込んだ観光客を呼び戻す目玉にできる。その時、「梅雨のない東北・北海道へ」のキャッチフレーズを利用できれば、大きな相乗効果が期待できる。


 東北に梅雨は似合わない。

 
 

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