top of page

板門店会談

  • 2019年7月2日
  • 読了時間: 2分

6月30日、トランプ米国大統領と金正恩北朝鮮委員長が、手をつないで軍事境界線を行き来し、板門店で歴史的会談を行った。この会談は、6月29日の朝トランプ大統領のツイッターの呼びかけに始まり、32時間後に実現という異例の展開となった。この電撃会談は、トランプ大統領と金委員長の思惑が一致しなければ、実現しなっかだろう。

トランプ大統領にとっては、来年の大統領選挙を控え、有権者に映像を通して金委員長とは大の親友で、米朝交渉はうまくいくだろうと期待を持たせることができる。一方、金委員長にとっては、2月のベトナムでの屈辱的決裂を払拭する、よい機会であったことは確かである。この両者の駆け引きは、分かり易く言えば「キツネとタヌキの化かしあい」で、化かしあいの結果は神のみぞ知るである。

今回の板門店会談の映像を見る限り、米朝の仲介役を任じてきた韓国の文大統領の存在感のなさには、正直驚いた。それを象徴する場面は、トランプ大統領が、軍事境界線に向け歩き始めたとき、その後ろに続こうとした文大統領の前の扉が、無情にも閉じられてしまった映像であった。本当の仲介者は、中国の習近平国家主席であったのだろうか、それはこれから明らかになって来るだろう。文大統領は、北朝鮮一辺倒外交も行き詰まり、今度は疎かにしてきた日本との外交にも暗雲が立ち込め、正念場を迎えそうである。

朝鮮に「先祖崇拝をしすぎて国が滅んだ」ということわざがあるが、このまま日韓関係が悪化すれば「反日をしすぎて国が滅んだ」という新しいことわざを生み出しかねない。韓国は、反日もそうだが何でもやり過ぎる悪弊を改め、「少欲知足」(欲少なくして足るを知る)の仏教精神を学んで欲しいと思っている。豊かになった国として、自国の事だけではなく、相手国への配慮と思いやる心が必要なのではないだろうか。

 
 

最新記事

すべて表示
豊臣兄弟

4月26日、今年のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟」、第16回は「覚悟の比叡山」のタイトルであった。織田信長による比叡山焼き討ちは、前回の「姉川の戦い」(1570)の翌年に起こった。当時の比叡山は、有力大名のような軍事力・経済力を持ち、信長と敵対関係にあった。姉川の戦いは、織田・徳川の連合軍と浅井・朝倉連合軍の戦いであり、まれにみる凄惨な戦いで姉川が血で真っ赤に染まったと言われている。この戦いに敗れた浅

 
 
お彼岸に想う

3月17日は彼岸入り、期間中は天候に恵まれ先祖のお墓参りに多くの人が訪れた。今年の特徴は、前半が少なく中日以後に多く、例年とは少々様子が違った春彼岸であった。お彼岸は、春と秋と2回あり中日を挟んで前後各3日の7日間で、平安時代から続く日本独特の仏教行事である。それでは、なぜ7日間なのか、なぜ中日なのか、そこには仏教のスローガンである「成仏」「中道」の意義が込められている。先祖のお墓参りも大切だが、

 
 
衆議院選挙

2月8日、第51回衆議院選挙が行われ、衆議院定数の4分の3を占める巨大与党が誕生した。しかし、最大野党の新党中道改革連合は、目論見が外れ歴史的大敗を喫した。中道改革連合は、立憲民主党と公明党が急遽選挙目当てに作った選挙互助会で、公明党が標榜する仏教用語「中道」を冠する党名である。中道とは、お釈迦様が悟りを求め修行する中で、苦行主義と快楽主義の両極端を否定する仏教思想である。この党名は、極端な右翼と

 
 
bottom of page