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田沼・松平時代

  • 2010年9月27日
  • 読了時間: 2分

9月14日、民主党の代表選挙が行われ、菅直人首相が政治と金の問題で追求され続けた小沢一郎元幹事長を破り、再選された。


 この一連のマスコミ報道を見ながら、18世紀後半に活躍した政治家、田沼意次・松平定信を思い起こした。田沼意次はワイロ政治家の権化といわれ、歴史上道鏡・足利尊氏と並び、3悪人と称されてきた。しかし、近年意次は改革派として評価が上がり、反対に定信は国益を損じた保守派として評価が下がっている。

 狂歌に『白河の 水の清きに 住みかねて 元の濁りの 田沼恋しき」と歌われているが、白河とは定信が白河藩主だったことによる。田沼・松平時代、世界ではイギリスの産業革命、アメリカの独立、フランス革命、と歴史が大きく動いていた。大西洋を挟んで、資本主義が台頭し、革命が起こり、国民国家が誕生した。しかし、日本では外国との交易を推進しようとした意次が失脚し、鎖国に邁進した定信の治世となり、世界の潮流に乗り遅れてしまった。田沼時代がもう少し続いていれば、開国が早まり、今もてはやされている坂元竜馬の出番は、無かったのかも知れない。こんな視点で歴史を見ると、興味深い。

 政治の第一義に、クリーンさを求めるのか、国益を求めるのか、これが問題である。


 これから始まる、国益をかけた日中関係は、13世紀に2度の蒙古襲来を他国侵逼難と予言し適中させた、日蓮聖人時代の再来である。日本人の気概が問われている。

 
 

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