豊臣兄弟2
- 144491
- 7月31日
- 読了時間: 2分
7月26日、NHK大河ドラマ「豊臣兄弟」は、「天下への道」のテーマで山崎の戦いが放映された。山崎の戦いは、秀吉の備中からの中国大返しで主君信長の弔い合戦に挑み、光秀を打ち破った戦いとして有名である。秀吉は、この戦いで勝利したことが、天下取りの第一歩となった。それにしても、備中高松城から山城国山崎まで230キロを、武具を付けて一週間余りで踏破したのだから、驚異的である。 「天下への道」の中で一つ気になったのは、秀吉と生け捕りにされた光秀が、お茶席で対面する場面である。歴史的には、光秀は逃走中に土民に殺されたのであり、生け捕りにされたという史実はない。あえて、秀吉と光秀が対面する場面を創作した意図は何だったのか、正直分からない。この二人の会話の中で、信長によって京都から追放された足利義昭を将軍にする為、「本能寺の変」を起こしたと光秀に語らせている。諸説の理由があるだけに、この場面が必要だったのかは、意見の分かれるところだろう。 先週の「本能寺の変」で信長の登場は終わったが、これまでの小栗信長の圧倒的な存在感を見ていると、タイトルの「豊臣兄弟」に違和感があった。内容的には、「信長と豊臣兄弟」のタイトルがふさわしいのではないかと、思っていた。来週のテーマは「清須会議」、どのように描かれるのか楽しみである。この会議は、信長亡き後の主導権争いが始まる重要な会議である。秀長がどんな役割を果たすのか、あまり知られていないだけに、興味は尽きない。 「豊臣兄弟」を見ていて、ちょっと気になった事がある。それは、NHKの予算の都合もあるのだろうが、大河ドラマのセットとしては貧弱で、舞台のセットのように見えて、出演俳優が豪華なだけに残念である。バブル時代の「独眼竜政宗」を見ていた世代の、忌憚のない感想である。