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貴乃花親方に想う2

  • 2017年12月31日
  • 読了時間: 2分

12月28日、日本相撲協会は臨時理事会を開き、貴乃花親方解任2階級降格を決議した。理由は、巡業部長でありながら、秋巡業中の暴行事件の報告義務を怠った事である。それにしても、巡業部長の弟子にモンゴル人横綱三人が勢揃いし、暴行をはたらくとは、理由は何であれ無謀である。日本人横綱であれば、相撲協会NO3で現役時代ガチンコ相撲でならした貴乃花親方の弟子に暴力をふるえば、面倒なことになるのは容易に察しが付くだろう。この、2ヶ月余りのテレビのワイドショウの盛り上がりを見れば予想どうりで、最後はガチンコに相撲協会の方が切れてしまった。

八角理事長が記者会見で「理事の忠実義務に著しく反するのものと言わざるを得ない」と述べ、「忠実義務」という聞きな慣れない言葉が出てきたので、少々驚いた。ようするに、貴乃花親方の頑固さに手を焼き、堪忍袋の緒が切れたということだろう。しかし、よく考えてみれば、「忠実義務」は横綱白鵬にも当てはまる。九州場所の嘉風との結びの一番、自ら物言いを付け土俵下で1分以上も抗議をする醜態は二度と見たくない。伝統ある大相撲に対し「横綱の忠実義務に著しく反するものと言わざるを得ない」と考える。あの姿は、横綱の品格を著しく汚し、行司並びに審判そして大相撲ファンを愚弄するもので、ただ体の大きな駄々っ子であった。

今回の臨時理事会の決定は、大相撲に対する「忠実義務」より相撲協会に対する「忠実義務」の方が罪が重いことを示しているが、本当にそうなのだろうか。大相撲ファンの立場からいえば、今回の処分はバランスを欠いている。八角理事長や白鵬が報酬減額で、貴乃花親方は理事解任2階級降格では厳しすぎる、二人と同じような報酬減額がせいぜいである。相撲協会の感情的な処分は、大相撲ファンの反発を買い、来年もこの問題は尾を引くことになるだろう。

それにしても、勝てばよいという白鵬の相撲は、相撲協会に何とかしてもらいたいものである。貴乃花親方の一番の不満は、白鵬を抑えきれない相撲協会の弱腰にあると思っている。

 
 

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