top of page

七転八倒

  • 2010年12月28日
  • 読了時間: 2分

2010年の日本は、尖閣諸島における中国漁船との衝突事件で、世界の厳しい現実に直面した。


 戦後、安全保障は米国頼み、経済一本槍でやって来た付けが回ってきた。先日の、北朝鮮砲撃問題を取り上げた国連安保理の結果は、中国の台頭、米国の威信低下を、如実に示していた。北京オリンピック・上海万博を成功させ、自信をつけた中国は、改めて世界にその存在感を誇示した。そんな中国を横目で見ながら、来年の日本は、国のあり方を巡り、七転八倒する年になるだろう。

 年末に、NHKで「坂の上の雲」を連夜放映していたが、そんな時代の前兆なのかも知れない。「坂の上の雲」になるのか「坂の下の水溜り」になるのか、日本人一人ひとりが問われている。こんな大変な時代を舵取りする菅政権は、内憂外患でにっちもさっちもいかなくなり、立ち往生しそうだ。マスコミの世論調査に振り回され、小沢元代表を引っ張り出し、政権浮揚を図っているが、柳の下にいつもドジョウは居ない。今回起訴した検察審査会は、ブラックボックスであり、国民には分かりずらい。分かったのは、2度訂正された審査会メンバーの平均年齢と検察官役の弁護士氏名だけである。そもそも、メンバー11人の簡単な平均年齢計算を2度も間違える組織とは?素朴な疑問である。これ程の権限を与えられた組織としては、あまりにずさんである。矮小化された政治、縮んでいく経済、日本の将来が心配である。


 日蓮聖人は「慈悲広大ならば 南無妙法蓮華経は万年の外 未来までも流布すべし」と、未来へのビジョンを語っているが、今の日本にはそんなビジョンがない。

 七転八倒し、産みの苦しみを味わう中からしか、それは生まれないのである。

 
 

最新記事

すべて表示
活動期の地球

6月26日、山梨県富士河口湖町で震度6弱の強い地震があり、富士山との関連が心配される。気象庁は、富士山の火山活動に異常はないと発表したが、1707年に大爆発して以来320年間休止している富士山は、過去およそ5600年間に180回もの噴火を繰り返してきた活火山である。記録に残る一番古い噴火は781年の天応噴火で、平安時代には頻繫に噴火したことが記されている。  2011年の東日本大震災は、869年の

 
 
イラン攻撃に想う

5月28日、アメリカによるイラン攻撃から3ケ月、今だに先行きの見えない状況が続いている。3月の高市首相訪米の折、トランプ大統領は「望めば2秒でこの事態を終わらせることができる」と豪語したことが思い出される。しかい、毎日のように発言が変わり、ディールの達人の手腕が問われている。トランプ大統領のディールは、したたかなイランとの交渉に行き詰まり、焦りの見える今日この頃である。ホルムズ海峡の閉鎖は、世界中

 
 
豊臣兄弟

4月26日、今年のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟」、第16回は「覚悟の比叡山」のタイトルであった。織田信長による比叡山焼き討ちは、前回の「姉川の戦い」(1570)の翌年に起こった。当時の比叡山は、有力大名のような軍事力・経済力を持ち、信長と敵対関係にあった。姉川の戦いは、織田・徳川の連合軍と浅井・朝倉連合軍の戦いであり、まれにみる凄惨な戦いで姉川が血で真っ赤に染まったと言われている。この戦いに敗れた浅

 
 
bottom of page