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言葉遣い

  • 2008年9月8日
  • 読了時間: 1分

福田首相の言葉遣いが、話題になっている。オリンピック選手団の結団式で、「せいぜい頑張ってください」と言ってひんしゅくを買い、今度は辞任表明の記者会見で、「あなたとは違う」と言って批判された。


 せいぜいには、一生懸命の意味があり、間違いではない。あなたとは違うと言ったが、人は皆違うので本当のことである。しかし、他人事首相といわれた評価と人柄が、本人の想いとは裏腹に反発を買ってしまったのだろう。海の向こうでは、アメリカ大統領選挙が盛り上がっている。大統領候補者が、いかに聴衆を魅了するかが、生命線である。言葉遣いの大切さを、実感させられる。


 法華経の中に、「度すべき所に随って、為に種々の法を説く」の一節がある。度とは、人柄とか様子の意味がある。法を説く時には、相手の人柄その場の様子を考えて、臨機応変に法を説かなければならないと教えている。よく、 TPO(時・場所・場合)を考えなさいといわれるが、言葉遣いには気を付けなければならない。


 福田首相への一連の批判は、その難しさを端的に教えてくれた。

 
 

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