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貧乏神

  • 2010年7月26日
  • 読了時間: 1分

7月17日の、NHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」で、村井家から貧乏神が出て行く場面があった。それは、昭和40年の事であった。それを見ながら、これは村井家からだけではなく、日本中から出て行ったのだと思った。


 昭和40年代は、高度成長の真っ盛り、日本に貧乏神の居場所はなくなった。それ以来、日本人の意識からこのやっかいな神様の存在は、忘れ去られていたが、 21世紀になると、またどこからともなく舞い戻ってきた。昔の人は、「貧乏神に取り憑かれることほど、恐ろしいことはない」と言っていたが、その恐ろしさを思い知る時代が、再びやって来た。300年前の流行語に、「親苦労する その子楽する 孫乞食する」という言葉がある。元禄バブルがはじけ、将来への不安が充満する世相が生み出した流行語である。当時の人々が抱いた気持ちは、時代を超えて、今の日本人の気持ちにも通じ違和感がない。何とも妙な話である。


 日蓮聖人は、「妙とは蘇生の義也 蘇生と申すはよみがえる義也」と言っている。ご先祖様は、この難局を傍系の八代将軍吉宗を擁立し乗り切り、見事日本をよみがえらせた。来月はお盆、ご先祖様の知恵と力を借り、この猛暑と共に、孫を乞食にする貧乏神を追い出し、今吉宗の出現を祈ろう。

 
 

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