8月30日、ドジョウが好きな、54歳の野田新首相が誕生した。日本に溜まった泥を吐き出す事ができるのか、ド魂ジョウが試される。
財政赤字が膨らみ、首が回らなくなった日本に、地震・津波・原発と新たな災難が降りかかった。まさに、弱り目に祟り目である。このような社会状況は、日本史上最強といわれた宝永地震(1707年)の前後に、よく似ている。宝永地震の4年前、大正関東地震(1923年)より大きな元禄関東地震(1703年)が関東を襲い、その復興で徳川幕府は、多大な借金を抱え込んだ。その復興が終わらないうちに、今度は宝永地震に見舞われ、地震・津波・富士山大爆発の三重苦を背負い込んだ。
この二つの大地震は、5代将軍綱吉の晩年に止めを刺した。その後を継いだ6代将軍家宣は、最高齢の48歳で将軍になり51歳で没し、治世3年であった。その後を継いだ7代将軍家継は、最年少4歳で将軍になり8歳で没し、治世4年であった。その頃の流行語に「親苦労する その子楽する 孫乞食する」とうたわれたが、ある意味今の世相心情と共通する所がある。
この国は、これからどうなるのか、先の見えない不安が、暴れん坊大増税8代将軍吉宗を誕生させたのである。時代が強い将軍を求めていたのである。野田新首相が、ド魂ジョウを発揮し今吉宗になるのか、次の首相に持ち越されるのか、興味深い。
日蓮聖人は「日蓮は智のかしこきにはあらず 時のしからしむのみ」と述べている。時が、誰にその役割を託するのか注目しよう。
