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  • ohuchi8
  • 2008年11月10日
  • 読了時間: 1分

11月5日、米国史上初めて、黒人大統領バラク・オバマが誕生した。


 1620年、メイフラワー号で移住した清教徒、WASP(ホワイト・アングロサクソン・プロテスタント)が建国したのが米国である。黒人大統領の誕生によって、建国以来守られてきた最後の伝統、ホワイトの壁が打ち破られた。WASPは、米国のエリート層を指し「腐敗した欧州と決別し、神の国をつくる」という高邁な理想によって統治してきた保守本流である。今回の選挙結果は、WASP時代の終わりを告げると同時に、21世紀の米国変容の予兆を暗示している。

 現在の人口構成は、白人68%、ヒスパニック15%、黒人13%、アジア系5%であるが、21世紀半ばには白人が50%を切り、マイノリティーの1つになってしまうという予測がある。今回の現象は、未曾有の金融危機が、その時期を早めたともいえるが、この人口予測を見れば、遅かれ早かれ黒人大統領誕生は、時間の問題であった。


 「Change」「Yes,We Can」の言葉のごとく歴史を動かした。

 日蓮聖人の言葉に「日蓮が智のかしこきにはあらず、時のしからしむるのみ」の一節があるが、この歴史的出来事は、まさに時が人々の心を突き動かし、変革を求めた結果といえるだろう。

  • ohuchi8
  • 2008年9月8日
  • 読了時間: 1分

福田首相の言葉遣いが、話題になっている。オリンピック選手団の結団式で、「せいぜい頑張ってください」と言ってひんしゅくを買い、今度は辞任表明の記者会見で、「あなたとは違う」と言って批判された。


 せいぜいには、一生懸命の意味があり、間違いではない。あなたとは違うと言ったが、人は皆違うので本当のことである。しかし、他人事首相といわれた評価と人柄が、本人の想いとは裏腹に反発を買ってしまったのだろう。海の向こうでは、アメリカ大統領選挙が盛り上がっている。大統領候補者が、いかに聴衆を魅了するかが、生命線である。言葉遣いの大切さを、実感させられる。


 法華経の中に、「度すべき所に随って、為に種々の法を説く」の一節がある。度とは、人柄とか様子の意味がある。法を説く時には、相手の人柄その場の様子を考えて、臨機応変に法を説かなければならないと教えている。よく、 TPO(時・場所・場合)を考えなさいといわれるが、言葉遣いには気を付けなければならない。


 福田首相への一連の批判は、その難しさを端的に教えてくれた。

  • ohuchi8
  • 2008年8月10日
  • 読了時間: 1分

7日、楽天最終戦、対ソフトバンク戦を堪能した。田中、杉内両投手の息詰まる投手戦、延長12回山崎のサヨナラヒットで幕を閉じた。王監督最後の試合ということもあり、球場の雰囲気、盛り上がりは最高であった。思い出に残る、良い試合を見せたもらった。


 王監督50年の野球人生を支えたのは、ホームラン世界一を生み出した、一本足打法である。それは、敗戦国日本が、戦後の驚異的な発展を、経済一辺倒で達成した姿にダブる。高度成長が始まる昭和30年代、若き王貞治が荒川コーチと共に一本足打法確立にもがき苦しみ、所得倍増を唱えた池田勇人首相が、フランス大統領ドゴールにトランジスタのセールスマンと揶揄されながらも奮闘していた黎明期がなつかしい。一本足打法にかけた王選手、経済立国一本にかけた池田首相と、この共通性は興味深い。日本復興のカギは、経済を軸とした一本足打法であったといっても過言ではない。


 日蓮聖人も、数多くの経典の中から法華経一経だけを選び、この経典のみを依経とした。法華経一筋61年の生涯を、1282年10月13日東京・池上にて閉じた。王監督になぞらえれば、一本足布教だったといえるのだろうか。

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