黒人大統領
- 2008年11月10日
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11月5日、米国史上初めて、黒人大統領バラク・オバマが誕生した。
1620年、メイフラワー号で移住した清教徒、WASP(ホワイト・アングロサクソン・プロテスタント)が建国したのが米国である。黒人大統領の誕生によって、建国以来守られてきた最後の伝統、ホワイトの壁が打ち破られた。WASPは、米国のエリート層を指し「腐敗した欧州と決別し、神の国をつくる」という高邁な理想によって統治してきた保守本流である。今回の選挙結果は、WASP時代の終わりを告げると同時に、21世紀の米国変容の予兆を暗示している。
現在の人口構成は、白人68%、ヒスパニック15%、黒人13%、アジア系5%であるが、21世紀半ばには白人が50%を切り、マイノリティーの1つになってしまうという予測がある。今回の現象は、未曾有の金融危機が、その時期を早めたともいえるが、この人口予測を見れば、遅かれ早かれ黒人大統領誕生は、時間の問題であった。
「Change」「Yes,We Can」の言葉のごとく歴史を動かした。
日蓮聖人の言葉に「日蓮が智のかしこきにはあらず、時のしからしむるのみ」の一節があるが、この歴史的出来事は、まさに時が人々の心を突き動かし、変革を求めた結果といえるだろう。