top of page
white_00114.jpg
  • ohuchi8
  • 2014年2月27日
  • 読了時間: 2分

2月23日、ソチオリンピックが、17日間にわたる熱戦の幕を閉じた。日本は、羽生選手の金メダルを筆頭に8個のメダルを獲得し、長野オリンピックの10個以来、歴代2位のメダル数となった。最年長41歳の葛西選手、最年少15歳の平野選手と年齢が話題となったり、様々な種目でメダルを獲得し、2020年の東京オリンピックへ、幸先のよい結果となった。それにしてもソチの天気は、冬季オリンピックの開催地なのに雪が降らず、晴天続きなのには驚いた。そこでネットで調べたら、ソチの2月の日平均気温が6度と、東京と余り変わらないので納得したが、あの雪質での競技は気の毒であった。

  一方、こちらはオリンピック期間中に2回も大雪が降り、雪との格闘が続いた。ソチで選手達が頑張っているので、「雪掻きコチオリンピック」と思い除雪作業に精を出したが、その後遺症で肩と腰が痛い、オリンピックはソチだけで結構である。今回の大雪は、各方面に多大な被害をもたらしたと同時に、雪国の苦労を思い知らされることとなった 25日には、オリンピック選手団が凱旋帰国し、記者会見に臨んだ。その中で秀逸だったのが、外国特派員協会での浅田選手の記者会見であった。外国人記者の鋭い質問にも、いつも笑顔で慎重に言葉を選び、上手に答えていた。先日、物議をかもした森元首相の「あの子は、大事な時に、必ず転ぶ」の発言にコメントを求められ、「私は何とも思ってない。たぶん森さんが少し後悔されているのでは」と大人の対応をした。

 仏教用語に、「和顔愛語」(わげんあいご)という言葉がある。その意味は、「やわらいだ笑顔で、親愛の情のこもったおだやかな言葉をかわすこと」であるが、浅田選手の振舞いは、まさに「和顔愛語」そのものであった。儒教国、中国と韓国の品のない言葉の応酬をみていると、日本はやはり仏教国なのだと再認識させる、すばらしい会見であった。

  • ohuchi8
  • 2014年1月30日
  • 読了時間: 2分

1月23日、東京都知事選が告示され、16人が立候補を届け出た。その中に、「脱原発」を標榜する細川元首相の名前もあり、俄然注目を浴びる選挙となった。それにしても、一地方自治体の選挙に元首相が立候補するとは、驚きである。都知事は、それほど影響力が大きく、魅力的な存在なのだろう。確かに、東京都は日本の人口の一割、1300万を擁する巨大都市である。しかし、歴史を少し遡れば、また違った姿が見えてくる。


1888(明治21)年、現在の都道府県制が出来上がった時、東京の人口は全国第4位であった。それでは、当時どこがNO.1かといえば、東京電力の社長が平身低頭して原発再稼動をお願いしている、新潟県である。この事実は、今ではすっかり忘れ去られているが、明治時代を理解する上で重要である。当時、日本の産業の中心は米作であり、米こそが日本経済の主役であったことを示している。日本で一番多く米がとれ、一番多く人々を養えた新潟県に、一番多くの人が住んでいた。


今では、冬になると豪雪地帯の雪害ニュースが度々登場するが、本来豪雪は天然のダムとして、春に田んぼを潤す大切な資源であった。戦後の高度経済成長によって、ダムが整備されモータリゼーションが到来し、雪は邪魔者になってしまった。豊かな食生活が広まるにつれ、米の消費が減ると共に、雪の資源としての価値も下がった。また人口も昨年、宮城県にもぬかれ、全国第15位まで順位を下げてしまった。栄枯盛衰は世の習いとはいえ、東京都の繁栄と新潟県の地盤沈下は、日本の近代化の光と影を映し出している。その流れを加速させたのが、新潟が生んだ田中角栄元首相であったことを考えると、歴史の皮肉である。


細川元首相は、「殿ご乱心」といわれながらも、都知事選に76歳で立候補した。超高齢化社会の申し子となるのか、年寄りの冷や水といわれるのか、2月9日には結果がでる。東京都知事選は話題満載、華やかである。

  • ohuchi8
  • 2013年12月31日
  • 読了時間: 2分

12月2日、今年の流行語大賞が発表された。予備校のCMから広がった「今でしょ!」、NHK朝の連続ドラマ「あまちゃん」の「じぇじぇじぇ」、TBSドラマ「半澤直樹」の決めゼリフ「倍返し」、2020年の東京オリンピック招致プレゼン滝川クリステルの「お・も・て・な・し」の4語が選ばれた。同時に、4語が選ばれたことに批判もあるが、それは大相撲で複数の横綱がいることと同じで、違和感はない。


「今でしょ!」は、これからインフレの世の中になることを表す言葉である。「じぇじぇじぇ」は、楽天の日本一と田中の24勝0敗の驚きを表す言葉である。「倍返し」は、昨年の株価8,000円から今年の1,6000円へアベノミクス効果を表す言葉である。「お・も・て・な・し」は、今年日本を訪れた外国人旅行者が初めて1,000万人を突破し、東京オリンピックを迎える心構えを表す言葉である。こんな風に考えると、今年の流行語大賞は、この一年の出来事を説明するのに、非常に便利な言葉である。


そんな年末、安倍総理の靖国神社参拝が報じられ、波紋が広がっている。しかし、この問題の本質は靖国神社の出生にある。1868(明治元)年、明治政府は千年以上続いてきた神仏習合を禁止する、神仏分離令を出した。その結果、全国に廃仏毀釈運動の嵐が吹き、数万の寺院が破壊された。その翌年に招魂者が設立され、1879(明治12)年に靖国神社と改称され、明治維新から第二次世界大戦に至る戦死者240万余柱を合祀する、特殊な国策神社となった。そんな生い立ちが、靖国神社を複雑にしている。破壊された多くの寺院の仏様は、何を思っているのだろう。


明治以前は、お寺に神主が居住していても、神社に僧侶が居住していても、珍しいことではなかった。この千年以上続いてきた神仏一如の信仰を破壊した象徴である靖国神社が、普通の神社として受け入れられるには、まだまだ長い年月が必要である。中国や韓国の靖国参拝批判は表面的な問題であり、それはもっと根の深い神仏の世界である。


それにしても、流行語大賞で表される平和日本と、靖国神社が背負う軍国日本が、安倍総理の参拝をとうして光と影となって見えてくる年の瀬である。

bottom of page