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時の運

  • 2012年5月26日
  • 読了時間: 2分

5月16日、震災の津波で家ごと流された親子3人の葬儀を、2ケ月遅れで本堂で執り行った。


 震災前日の3月10日の午後、3人揃ってお寺にお墓参りに来たのが最後になってしまった。昨年、仙台市内の山手から福島県相馬市の海沿いに転居したばかりの不慮の災難であった。お墓参りが一日遅れていれば、転居が一年遅れていれば助かった命なのに、不運としかいいようがない。今回の葬儀は、人の運命について考えさせられ、無念の気持ちでいっぱいである。

 震災後、生死を分けた体験談をいろんな所で聞かされたが、家屋の倒壊で亡くなった人はなく、皆津波で亡くなっている。津波さえ来なければ、こんな大災害にならずに済んだと思うと、津波がうらめしい。地震の揺れに対しては強かったが、津波に対してはなす術がなかった。菅首相が、浜岡原発をあわてて止めたが、あの巨大な津波を見れば、砂丘の防波堤がもたない事は、誰の目のにも明らかである。そして、女川原発が大丈夫で福島第一原発がなぜ爆発したか、徹底究明が待たれる。もし女川原発が爆発していたら、女川町・石巻市は壊滅していた。宮城県は、仙台市の中心部に大した被害がなく心臓部として機能し、女川原発が爆発しなかった幸運に恵まれた。

 又、お寺も幸運に恵まれた。3月11日は、平日の友引で法事・葬儀・納骨がなく、本堂・墓地に人がいなかった。地震直後の本堂・墓地の惨状を見れば、考えただけでもゾットする。


 この幸運を仏祖三宝に感謝し、大震災の教訓を、本堂・墓地の耐震強化に生かし、運のみにまかせてはならない。

 
 

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