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山上被告裁判

  • 144491
  • 2025年11月30日
  • 読了時間: 2分

11月20日、安倍晋三元首相の裁判員裁判第10回公判が開かれ、山上徹也被告への初めての被告人質問が始まった。山上被告は、「私たちは統一教会に家庭を破壊された」そして、「家族の人生が翻弄され、教団への復讐心を強めた」と証言した。11月25日の第2回目の証言では、安倍元首相が旧統一教会の友好団体にビデオメッセージを寄せた事が、引き金になったと述べた。それは、統一教会が社会的に認められてしまうという絶望と危機感と、「韓鶴子(統一教会総裁)に敬意を表します」の一言であった。安倍元首相にすれば外交辞令のつもりだったのだろうが、山上被告にとっては許し難いメッセージとなった。  安倍元首相と統一教会は、祖父岸信介元首相・父安倍晋太郎元外務大臣と3代に渡り、半世紀以上続く緊密な関係があった。それは、「反共」(共産主義に反対)という共通理念の結びつきであったが、自民党にとっても選挙運動を熱心に手伝ってくれる便利な存在であった。しかし、この銃撃事件によって旧統一教会との関係が、白日の下に晒されることとなった。それにしても、旧統一教会の一家を破滅させ、「宗教2世」生み出した高額献金には驚くばかりで、これを黙認してきた政治やマスコミは、大いに反省しなければならない。  本来宗教は、人を幸福にする為に存在するはずだが、旧統一教会は、信者に高額献金を要求し、本人だけではなく家族を巻き込み、家庭を破壊させる。山上家の悲劇は、他人ごとではなく「他山の石」としなければならない、自分は大丈夫という過信は禁物である。もし、危なそうな宗教に出会った時は、「敬遠」する事が肝要である。  それでは、なぜ安倍元首相の銃撃事件まで、旧統一教会問題が大きくならなかったかと言えば、オウム真理教の存在が大きかった。1980年代旧統一教会の霊感商法が問題になった時があったが、オウム真理教の派手な活動が世間の注目を浴び、旧統一教会の問題はいつのまにか忘れ去られてしまった。しかし、悪事はいつか露見するもので、「宗教2世」が安倍元首相を銃撃殺害するとは、思いもよらなかっただろう。  山上被告の被告人質問は、後3回あるのでそこで何を語るのか注目である。


 
 

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