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令和の風

  • 2019年12月31日
  • 読了時間: 2分

12月3日、天皇の即位最初の一代一度の祭事、大嘗祭に建てられた大嘗宮見学のため、初めて皇居を訪れた。皇居の中は広大で、よく手入れをされた植栽、そして外国人の多さには驚いた。平成の世が終わり、令和の時代が始まったことを実感させる、ひと時となった。令和の時代も平成と同じように、戦争のない時代であればと願うばかりである。

2020年は、日本にとって東京オリンピックが開催される大事な年であるが、東アジアはきな臭い。一番心配の種は、金正恩委員長率いる北朝鮮の動向である。北朝鮮は、年末までに米朝首脳会談を開くよう期限を切ったが、米国のトランプ大統領は無視である。来年11月の、大統領選挙で再選を目指すトランプ大統領が支持率を上げるため、核・ミサイル開発を続ける北朝鮮に軍事的圧力を加える一触即発の事態をを招きかねないか、心配である。

もう一つの心配は、反日政策を続ける韓国の文在寅大統領の動向である。12月24日に、1年3ヶ月ぶりに安倍総理との首脳会談を行ったが、最大の懸案である元徴用工問題に対する解決策が示されることもなく、見るべき成果はなかった。12月27日には、元慰安婦らが2015年12月の「日韓政府間合意」について憲法違反ではないかと訴えたが、韓国憲法裁判所は却下した。この合意が、憲法違反との判断が下されれば、昨年10月の大法院の元徴用工裁判で、日本企業に賠償を命じた判決とダブルパンチとなって、日韓関係は抜き差しならない泥沼に陥っただろう。

今、韓国は日本だけでなく米国・中国・北朝鮮と四面楚歌の状態である。ここで日本との関係が破綻すれば、低迷が続く韓国経済に致命的打撃となる。来年4月に総選挙を控える文大統領は、この状況を如何に打開するのか正念場を迎えた。平成時代は、韓国と北朝鮮との関係は逆風の連続であったが、令和の時代に何とか順風に変わることを願う、年の瀬である。

 
 

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