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ステルス教団

2022年7月31日
読了時間: 2分

7月8日、安倍元首相が奈良市内で参議院選挙の街頭応援演説中、凶弾に倒れ死去した。奇しくも、父晋太郎と同じ享年67歳であった。日本の首相として、最長7年8か月の長期政権を担い、国内外に多大な功績を残しただけに、惜しまれる死であった。この銃撃事件の一報を聞いた時、政治的テロかと思ったが、さにあらず、旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)を怨んだ男の凶行であった。

 その男とは、旧統一教会信者二世の山上徹也容疑者、単独犯行であった。そして、凶行に及んだ武器が、お手製の銃であったのには、本当に驚かされた。それにしても、奈良県警の警備は隙だらけで、素人目にも分かるお粗末なものであった。平和ボケ日本を象徴するような警備態勢で、犯人が至近距離まで近づき銃を発射するまで誰も気付かなかったのだから、致命的である。二度とこんな事件が起こらないように、原因を徹底究明してもらいたいものである。

  今回の安倍元首相の銃撃事件は、思わぬ副反応をもたらした。それは、旧統一教会がいかに自民党に食い込んでいたかを、白日の下に晒したことである。安倍元首相の祖父である岸信介元首相が、1960年代に、旧統一教会を日本に導入して国際勝共連合を創設し、共産主義の脅威と間違いを訴え、自由と平和を守る活動を始めた。当時は、共産主義を母体とした学生運動が激しく、日本を共産主義から守ることは、喫緊の課題であった。

  旧統一教会は、1970年代~1990年代にかけて霊感商法や高額献金や合同結婚式等が大きな社会問題となり、世の中に広く認識されることとなった。そんな問題のある宗教団体と、今日まで自民党が密かに持ちつ持たれつの蜜月関係を続けてきたことが、今回の銃撃事件が起因となり、マスコミによって次々と明らかにされている。この関係が、これからどのように変化するのか、注視していかなければならない。旧統一教会は、様々な団体を装い正体を隠して近づくステルス教団であることを、私達は深く認識しなければならない。

  最後に、凶弾に倒れた安倍元首相(紫雲院殿政誉清浄晋寿大居士)の冥福をお祈りいたします

 
 

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