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儒教の弊害

  • 2013年7月1日
  • 読了時間: 2分

6月27日、韓国の朴槿恵大統領が、就任後初めて中国を訪問した。中国での歓迎式典は、隣国の大統領を迎える式典としては、異例の盛大さであった。しかしながら、日本のマスコミの扱いは意外に小さいものであった。この式典を見ながら、韓国は事大主義の国なのだと、改めて認識させられた。


事大主義とは、勢力の強い者に追随して自己保身を図る、李氏朝鮮(1392-1910)のとった中国服従政策である。李氏朝鮮は、仏教を弾圧し儒教を国教とした。儒教といえば、孔子を生んだ中国は先生、その教えを忠実に学び小中華を作った朝鮮は優等生、いい加減に学び倫理道徳にしてしまった日本は劣等生である。その受容のあり方を、中国本家・朝鮮雨樋・日本水割りという。つまり、本家の教えをストレートに受け入れたのが朝鮮、水割りにし薄めてしまったのが日本ということになる。その一例として、朝鮮は科挙・宦官の制度をそのまま取り入れ、日本はその制度を取り入れなかった。その違いが日中韓の関係に微妙に影響している。儒教的価値観でいえば、中国が一番、韓国が二番、日本が三番である。この序列関係が逆転したのは、日清戦争に勝利した19世紀末である。その後、朝鮮併合があり千年以上続いてきた秩序が崩れてしまった。この屈辱を晴らそうという思いが、様々な理不尽な行動となってあらわれる。中韓の思惑は、19世紀以前の秩序を取り戻したいということなのだろう。


しかし、21世紀のアジアの繁栄を考える時、上下関係による秩序維持を最優先する時代遅れの事大主義を克服し、平等を基本とした未来志向のスマートな外交にしなければならない。歴史にこだわり過ぎれば、歴史は前に進まない。

 
 

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