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即位礼正殿の儀

  • 2019年10月31日
  • 読了時間: 2分

10月22日、天皇陛下が即位を内外に宣言する「即位礼正殿の儀」が、皇居・宮殿で厳かに執り行われた。今回の令和即位礼には、世界約180か国の王族や各国要人が参加し、平成即位礼の約130か国を大きく上回る参加国であった。この30年、日本の天皇の存在が世界に広く認知された結果なのだろう。私は、天皇は日本のヘソであると考えている、ヘソがなければ新たな生命は誕生しない。日本の歴史的転換期には、天皇は新時代を生み出す「錦の御旗」になってきた。天皇は、日本になくてはならない存在なのである。

その天皇家にも、将来の皇位継承をどうするか、大きな問題を抱えている。現在、皇位継承資格者は皇嗣の秋篠宮さま(53歳)常陸宮さま(83歳)のお二人であるが、30年後を考えれば未成年の秋篠宮家の長男悠仁さま(13歳)一人だけになってしまう。この危機を回避する方策として、女性・女系天皇の可否、旧宮家の復活、女性宮家の創設、などを検討する有識者会議を設置することになっているが、まだ時期は決まっていない。

先日、安倍総理は国会で「男系継承が古来、例外なく維持されてきた」と答弁した。しかし、世論調査をすれば国民の7割以上は女性天皇、つまり天皇陛下の長女愛子さまを容認している。この状況の中で、どちらか一方に結論を出せば、国を二分する論争になることは、目の見えている。そこで、旧民主党政権時代に検討された、女性宮家を創設。愛子様らが結婚後も皇室に残り「皇統が途絶えそうになったら、本人やその子に即位してもらえるようにする」という案がある。しかし、これにも問題がある。秋篠宮家の長女眞子さまの結婚相手、金銭問題を抱える小室圭さんが皇室に入ることを国民は容認するだろうか、人権との絡みで難しい判断が求められる。

天皇の座る玉座は、一つしかない。伝統を守り悠仁さまが座るのか、女性天皇を容認する国民世論に鑑み愛子さまが座るのか、遠からずこの究極の選択をしなければならない。御託宣(神仏のお告げ)があればよいのだが、本当に悩ましい問題である。

 
 

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