top of page

和顔愛語(わげんあいご)

  • 2006年11月1日
  • 読了時間: 1分

 今年の日本シリーズは、日ハムが中日有利の予想を覆し、4勝1敗の成績で日本一の栄冠を手にした。


 今シリーズの特徴は、新庄という笑顔が素敵な一人の選手の存在だろう。札幌ドーム最後の試合が、引退の花道となり最高の舞台となった。その前兆は、名古屋ドームの初戦にあったように思う。いつも笑顔で守備についている新庄の姿に、勝利の女神が微笑むような雰囲気があった。


 今までなら、真剣勝負の試合で白い歯を見せるのはタブーであった。まして負け試合に、笑っているとは何事だとの批判があると思っていたら、そんな批判は一切でなかった。これは、新庄個人のキャラクターだから許されるのか、それとも日本社会の価値観が変わったのか興味がある。



 仏教には、和顔愛語(なごやかな顔、愛情ある言葉で人に摂すること)という言葉があるが、彼の笑顔はぴったりである。これからの日本も、和顔愛語の似合う国になってほしいものである。

 
 

最新記事

すべて表示
豊臣兄弟

4月26日、今年のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟」、第16回は「覚悟の比叡山」のタイトルであった。織田信長による比叡山焼き討ちは、前回の「姉川の戦い」(1570)の翌年に起こった。当時の比叡山は、有力大名のような軍事力・経済力を持ち、信長と敵対関係にあった。姉川の戦いは、織田・徳川の連合軍と浅井・朝倉連合軍の戦いであり、まれにみる凄惨な戦いで姉川が血で真っ赤に染まったと言われている。この戦いに敗れた浅

 
 
お彼岸に想う

3月17日は彼岸入り、期間中は天候に恵まれ先祖のお墓参りに多くの人が訪れた。今年の特徴は、前半が少なく中日以後に多く、例年とは少々様子が違った春彼岸であった。お彼岸は、春と秋と2回あり中日を挟んで前後各3日の7日間で、平安時代から続く日本独特の仏教行事である。それでは、なぜ7日間なのか、なぜ中日なのか、そこには仏教のスローガンである「成仏」「中道」の意義が込められている。先祖のお墓参りも大切だが、

 
 
衆議院選挙

2月8日、第51回衆議院選挙が行われ、衆議院定数の4分の3を占める巨大与党が誕生した。しかし、最大野党の新党中道改革連合は、目論見が外れ歴史的大敗を喫した。中道改革連合は、立憲民主党と公明党が急遽選挙目当てに作った選挙互助会で、公明党が標榜する仏教用語「中道」を冠する党名である。中道とは、お釈迦様が悟りを求め修行する中で、苦行主義と快楽主義の両極端を否定する仏教思想である。この党名は、極端な右翼と

 
 
bottom of page