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大相撲と経済

  • 2013年1月30日
  • 読了時間: 2分

1月19日、昭和の大横綱大鵬が72歳で亡くなった。大鵬は、史上最高の優勝32回、「巨人・大鵬・卵焼き」といわれ、高度成長時代に一世を風靡した。身長186センチ体重153キロ、力士として理想的な体形であった。今場所優勝した日馬富士は、身長185センチ体重133キロなので、あと10~15キロ増量する必要がある。そうすれば、安定した成績が残せる横綱になるだろう。力士の身長と体重の関係は、一般人の理想体重の2倍前後が理想であり、3倍を超えた小錦・山本山は動けなくなり力士生命を絶たれた。


リーマンショックの後、NHK特集で「なぜリーマンショックが起きたのか」が放送され、その中で、世界のGDPの3倍180兆ドルを超えて起きたと解説していた。その番組を見てて、お金も力士と同じように3倍を超えると、動けなくなるのかと不思議に思ったものである。この番組は、人間の肉体と人間の作り出したお金の意外な関係を気付かせてくれた、記憶に残る番組であった。


巷では、財政赤字の日本はギリシャのようになると喧伝されるが、GDPの2倍程度の借金ならば力士の体重と同じで、大丈夫だと思っている。なぜなら、日本経済は筋肉太りの力士型、ギリシャは脂肪太りのデブキャラ型なので中身が違う。力士の体形を数百年かけて作りあげてきた日本人の知恵は、経済にも生きている。今は、日馬富士の体重のようにお金を増量し、円高デフレから脱却する事の方がより大切である。そして、大鵬時代の元気な経済を、取り戻さなければならない。20年続いたデフレの垢を落とし、デフレ信仰からインフレ信仰に宗旨替えが必要である。大相撲には、経済活性化のヒントが隠されている。たかが大相撲されど大相撲である。


浜田宏一著「アメリカは日本経済の復活を知っている」を読んで、その感を一層深くした。

 
 

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