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女川研修会

  • 2011年9月29日
  • 読了時間: 2分

9月27日、震災後初めて津波で甚大な被害を受けた女川町を、東日本大震災特別研修会で訪れた。


 鉄筋コンクリート製ビルが横倒しになっている光景は、テレビの映像では知っていたが、改めて津波の凄さを思い知らされた。中心部に建っているビルは数える程であり、使用されているビルはなかった。研修会は、高台にある女川運動公園内の仮説集会所で開催されたが、運動場すべてに仮設住宅が立ち並んでいる姿は、壮観ではあるが痛々しくもあった。しかし、それでも不足しているようで、傍らでは二階建や三階建の仮設住宅が建設中であった。何とか町を再建しようと頑張っていたが、メインである漁業・水産加工業が壊滅した町を復興させるのは、容易なことではなさそうだ。

 復興には、女川原発の存在を抜きにしては語れない。高齢化・過疎化が進む町にとって、再稼動させるのか廃炉にするのか、悩ましい問題である。経済的な事を考えれば再稼動なのだが、福島第一原発事故の放射能汚染の深刻さを知れば、そう簡単な話ではない。原発に頼りつつ将来は頼らない、賢明な中長期ビジョンを画けるかが、カギとなる。リスクを取りながらの復興は、絶妙な舵取りが要求される。女川原発を望む浜に立つと、その圧倒的な存在感、もう一方では巨大な迷惑施設という、相反する妙な気持ちになる。妙な気持ちにさせる女川原発、生かすか殺すか、女川町に難しい判断が迫られている。


 この浜での特別研修会は、日蓮聖人の言葉「妙とは蘇生の義也」の意義を自問自答させられた、有意義な一日であった。

 
 

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