top of page

平昌オリンピック

  • 2018年2月28日
  • 読了時間: 2分

2月25日、平昌オリンピックは日本の冬季オリンピック史上、最多のメダル13個を獲得し閉幕した。前半戦は、風と寒さにたたられどうなるか心配だったが、17日の羽生の金メダル第1号を境に、流れが変わった。そして、天候も安定し日本選手のメダルラッシュとなった。66年ぶりに2連覇を達成した羽生の演技は、ケガを感じさせない切れ味と優雅さで、日本刀をイメージさせるものであった。そして、フリーの曲「SEIMEI」で舞う羽生は、千年の時を経て伝説の陰陽師・安倍晴明の化身のようにも思えた。

羽生の金メダルは、それまでの日本選手団の重苦しい空気を振り払い、選手達に勇気と自信を与えた。その後の結果を見れば、その効果がいかに大きかったかがわかる。マンガ・テレビ・映画で大活躍する安倍晴明は、今の若者にとって身近な存在のヒーローであり、羽生が興味を持っても不思議ではない。そんな時代背景が「SEIMEI」の選曲となり、その晴明の魔力が金メダルへと導いたのかも知れない。

今回のオリンピックは、見所が多く私達を大いに楽しませてくれた。その中で、興味深かったのは最強のオランダを破り、金メダルを取った女子団体パシュートであった。1回戦で「待って待って」とミスをカバーした日本チーム、「置き去り」のミスをカバーしなかった韓国チーム、国民性の違いが如実に表れた場面であった。それは、セオウル号沈没事故の時、船長が乗客の高校生を「置き去り」にした場面を思い出させた。「置き去り」にした選手に対するバッシングは、日本人の想像を超える激しいもので、最後は国旗を前に氷上で土下座をする事態となってしまった。全世界に放映されるオリンピックで、この映像がもたらす韓国へのイメージを考え、もっと冷静になれなかったのか残念である。

様々なドラマを生んだ平昌オリンピックであったが、一番驚いたのは金3個・銀1個・銅1個の合計5個のメダルを取った高木姉妹である。前々回のオリンピックに出られなかった姉、前回のオリンピックに出られなかった妹、3度目の正直で姉妹揃って出たオリンピックでメダル量産とは、何とも神がかりであった。この勢いと感動を、2年後の東京オリンピックに繫げてほしいものである、期待したい。

 
 

最新記事

すべて表示
山上裁判と総選挙

1月21日、奈良地裁で開かれた安倍元首相の銃撃事件の裁判で、山上哲也被告に検察側の求刑通り、無期懲役の判決が言い渡された。弁護側の「宗教が関わった虐待の被害者であるという視点が不可欠だ」という主張は退けられ、検察側の「幼少期に不遇だったことは認めるが、犯行とは無関係」という主張が通り、検察側の全面勝利となった。裁判長は、安倍氏については「落ち度は何ら見渡らない」と総括し、山上被告の都合を優先した銃

 
 
山上被告裁判2

12月18日、安倍晋三元首相が2022年7月8日奈良市で銃撃殺害された事件で、殺人などで罪に問われた山上徹也被告の裁判員裁判が結審し、検察側は無期懲役を求刑した。しかい、弁護側は山上被告が旧統一教会に翻弄された生い立ちや悲惨な境遇を考慮すれば、「最も重くても懲役20年までにとどめるべきだ」と主張した。今回の裁判は、宗教団体の「宗教2世」による元首相の殺害という、戦後史に前例がない事件だけに、量刑が

 
 
山上被告裁判

11月20日、安倍晋三元首相の裁判員裁判第10回公判が開かれ、山上徹也被告への初めての被告人質問が始まった。山上被告は、「私たちは統一教会に家庭を破壊された」そして、「家族の人生が翻弄され、教団への復讐心を強めた」と証言した。11月25日の第2回目の証言では、安倍元首相が旧統一教会の友好団体にビデオメッセージを寄せた事が、引き金になったと述べた。それは、統一教会が社会的に認められてしまうという絶望

 
 
bottom of page