歴史は宝庫
- 2010年4月26日
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4月23日、またぞろ雨後の筍のように、新党が誕生した。確かに、日本人は筍が好きだか、少し食傷気味である。
新党の多くは、明治維新を意識しているようだが、歴史人口学的には、人口停滞期に坂本竜馬は現れない。それより、人口減少に陥った江戸時代、18世紀を参考にしたほうが良い。江戸時代は、環境問題を論ずる時、よく引き合いに出される。17世紀は、人口が2.5倍に経済が3倍になり、20世紀のような人口増と高度成長を成し遂げ、最後に元禄バブルを生み出した。18世紀は、元禄バブルの後、幕府の財政は火の車となり、質素・倹約・増税の徳川吉宗の享保の改革へと繋がっていく。20世紀末のバブル、失われた20年を経て、巨額な財政赤字を抱え、人口減少が始まった、今の日本の姿に似ている。
また、18世紀は1707年の富士山大噴火に始まり、1732年のウンカ大発生による享保の大飢饉、1783年の浅間山大噴火と歴史上最悪の天明の大飢饉と災害の世紀でもあった。21世紀も、このままいけば人口減少と財政危機と災害の世紀になりそうである。
日蓮聖人が布教した、13世紀の鎌倉時代も、人口停滞と災害と2度の蒙古襲来と国難の時代であった。そんな国存亡の危機感が、救国の書として『立正安国論』を書かせたのだろう。
歴史は、我々に様々な事を教えてくれる宝庫であると同時に、未来を照らす灯明である。