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民主化とネット

  • 2011年2月25日
  • 読了時間: 2分

2月11日、エジプトのムバラク独裁政権が、市民の民主化要求デモで、あっけなく崩壊した。


 その影響は、先月日本がサッカーアジアカップ優勝の美酒に酔った、中東にも及んでいる。この民主化の嵐が、石油大国サウジアラビアまで広がれば、世界経済が大混乱に陥るのは必至である。しかし、この一連の流れは、インターネットの普及で世界を駆け巡り、もう誰にも止められないだろう。西側先進諸国が、これまで石油欲しさに独裁政権を容認し、民主化をなおざりにしてきた付けが、一気に回ってきた。石油は、20世紀最高の地球からの贈り物で、人類に未曾有の繁栄と人口爆発をもたらした。しかし、その代償として、環境問題が人類共通の問題として、重くのしかかっている。異常気象が、食料価格の高騰をまねき、市民革命の一因になっていることを考えると、食い物の恨みは恐ろしい。

 今回、騒乱になっている国々は、すべて産油国であり、イスラム教の国である。ある研究によれば、教会に熱心に行く人の割合が高い国ほど効率が落ち、経済成長が低いというが、確かに先進国に仲間入りしたイスラム教の国はない。豊富な石油資源を持ちながら、なぜ先進国になれないのか、宗教と経済の関係をもっと研究しなければならない。日本は、お寺に熱心に行く人の割合が低いことが、高度成長を成し遂げた理由ならば、お寺の住職としては複雑である。


 何はともあれ、民主化が武器によってではなく、ネットによって達成されるのであれば、喜ばしいことである。

 
 

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