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お彼岸に想う

  • 144491
  • 3 日前
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3月17日は彼岸入り、期間中は天候に恵まれ先祖のお墓参りに多くの人が訪れた。今年の特徴は、前半が少なく中日以後に多く、例年とは少々様子が違った春彼岸であった。お彼岸は、春と秋と2回あり中日を挟んで前後各3日の7日間で、平安時代から続く日本独特の仏教行事である。それでは、なぜ7日間なのか、なぜ中日なのか、そこには仏教のスローガンである「成仏」「中道」の意義が込められている。先祖のお墓参りも大切だが、同時にこの事も思い出してもらいたいものである。  インドでは、7という数字は「成仏」を表し、お釈迦様が誕生するや否や四方に7歩あるき右手を挙げて、「天上天下唯我独尊」と唱えた仏説がある。この仏説は、この子は将来仏と成ることを7という数字で、暗示している。春分と秋分の中日は、昼と夜の長さが同じで、どちらにも偏らないという「中道」を意味している。「中道」は、お釈迦様が快楽主義と苦行主義から、悟りを得られなかったところから生まれた、仏教用語である。原始仏教では、「中道」を実践するための徳目として、八正道がある。  八正道とは、1.正見(正しく四諦の道理を見ること)2.正思(正しく四諦の道理を思惟すること)3.正語(真実のある言葉を語ること)4.正業(清浄な生活をすること)5.正命(身口意の三業を清浄にして、正法に従って生活すること)6.正精進(涅槃に至る努力を継続すること)7.正念(邪念を離れ正しい道を憶念すること)8.正定(精神を集中し安定して迷いのない清浄な境地に入ること)の8である。四諦とは、仏教の教説で、苦諦・集諦・滅諦・道諦の4で、八正道と共に仏教教議の根本である。1月の衆議院選挙で、新党「中道改革連合」が誕生し、中道の改革を訴えたが、選挙民から支持を得ることはできなかった。  創価学会を母体とする公明党、労働組合を母体とする立憲民主党、公明党の支持者にとっては中道は聞きなれた仏教用語だろうが、立憲民主党の多くの支持者にとって初耳だったろう。八正道の境地で、改革の政策を立案するには難しく消化不良となり、歴史的大敗を喫した。中道との相性は、「成仏」は大吉だが「改革」は大凶である。中道改革連合の今後が心配である。


 
 

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