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プロフィール

登録日: 2025年7月1日

記事 (11)

2026年6月30日2
活動期の地球
6月26日、山梨県富士河口湖町で震度6弱の強い地震があり、富士山との関連が心配される。気象庁は、富士山の火山活動に異常はないと発表したが、1707年に大爆発して以来320年間休止している富士山は、過去およそ5600年間に180回もの噴火を繰り返してきた活火山である。記録に残る一番古い噴火は781年の天応噴火で、平安時代には頻繫に噴火したことが記されている。  2011年の東日本大震災は、869年の貞観地以来の巨大地震で、東北地方は1142年ぶりに「地球にいいようにやられた」と覚えている。貞観地震の5年前には、富士山の大爆発があり現在の富士五湖が誕生した。貞観地震では、先に富士山が大爆発したが、これまで最大の地震と言われる1707年の宝永地震では、49日後に富士山が大爆発し、江戸に大きな被害が出た。その時の様子が、当時江戸に住んでいた儒学者新井白石の自叙伝「折たく芝の木」に記録されている。江戸には、大量の火山灰が降りそそぎ、昼間は暗闇に包まれ、火山灰は強風に舞い上がり、呼吸器系の疾患にかかる人が続出したと書かれている。  近年、日本列島では北は北海道から南は沖縄まで、頻繫に地震が起...

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2026年5月31日2
イラン攻撃に想う
5月28日、アメリカによるイラン攻撃から3ケ月、今だに先行きの見えない状況が続いている。3月の高市首相訪米の折、トランプ大統領は「望めば2秒でこの事態を終わらせることができる」と豪語したことが思い出される。しかい、毎日のように発言が変わり、ディールの達人の手腕が問われている。トランプ大統領のディールは、したたかなイランとの交渉に行き詰まり、焦りの見える今日この頃である。ホルムズ海峡の閉鎖は、世界中に多大な影響を与え、アメリカの威信は傷付き、トランプ大統領の正念場である。  なぜ、アメリカはイラン攻撃に踏み切ったのか、イスラエルに説得されたようにみえるが、根底にはイランに対するトラウマがあると思っている。そのトラウマとは、今から47年前に起こった前代未聞の、アメリカ大使館占拠事件である。1979年2月、ホメイニ師を最高指導者とするイラン革命が起き、世界的にもまれな宗教国家が誕生し、パーレビ国王は追放されアメリカに亡命した。イラン革命政府は、パーレビ国王の身柄引き渡しを要求したが、アメリカはこれを拒否した。11月、これに怒ったイスラム革命防衛隊に率いられた学生たちがアメリカ大使館を占...

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2026年4月30日2
豊臣兄弟
4月26日、今年のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟」、第16回は「覚悟の比叡山」のタイトルであった。織田信長による比叡山焼き討ちは、前回の「姉川の戦い」(1570)の翌年に起こった。当時の比叡山は、有力大名のような軍事力・経済力を持ち、信長と敵対関係にあった。姉川の戦いは、織田・徳川の連合軍と浅井・朝倉連合軍の戦いであり、まれにみる凄惨な戦いで姉川が血で真っ赤に染まったと言われている。この戦いに敗れた浅井・朝倉の軍勢を比叡山が匿ったことが、焼き討ちされる一因となった。比叡山焼き討ちは、日本の歴史の中で政教分離のきっかけとなった、一大事であった。  今回の「覚悟の比叡山」は、前回の「姉川の戦い」のような凄惨な場面は少なかったが、史実によれば信長の残虐性が一番よく表れた攻撃であったといわれている。姉川の戦いは武士同士の戦い、しかし比叡山焼き討ちはすべての堂塔伽藍を焼き尽くし、僧侶や女・子供まで首を刎ね皆殺しにした、歴史上例を見ない峻烈なものであった。大河ドラマの中では、その場面を忠実に描くことは憚れたのか、女・子供が殺されていた一場面だけであった。物語の中心は、豊臣兄弟と明智光秀の苦悩と覚...

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