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活動期の地球

6月30日
読了時間: 2分

6月26日、山梨県富士河口湖町で震度6弱の強い地震があり、富士山との関連が心配される。気象庁は、富士山の火山活動に異常はないと発表したが、1707年に大爆発して以来320年間休止している富士山は、過去およそ5600年間に180回もの噴火を繰り返してきた活火山である。記録に残る一番古い噴火は781年の天応噴火で、平安時代には頻繫に噴火したことが記されている。  2011年の東日本大震災は、869年の貞観地以来の巨大地震で、東北地方は1142年ぶりに「地球にいいようにやられた」と覚えている。貞観地震の5年前には、富士山の大爆発があり現在の富士五湖が誕生した。貞観地震では、先に富士山が大爆発したが、これまで最大の地震と言われる1707年の宝永地震では、49日後に富士山が大爆発し、江戸に大きな被害が出た。その時の様子が、当時江戸に住んでいた儒学者新井白石の自叙伝「折たく芝の木」に記録されている。江戸には、大量の火山灰が降りそそぎ、昼間は暗闇に包まれ、火山灰は強風に舞い上がり、呼吸器系の疾患にかかる人が続出したと書かれている。  近年、日本列島では北は北海道から南は沖縄まで、頻繫に地震が起きている。日本に住んでいる限り地震から逃れることは出来ない。これは日本だけの現象ではなく、地球規模で起きていて、今月だけだもフィリピン・ベネズエラと大地震に見舞われている。地球の地震活動が、静穏期から活動期に入ったことを示している。このことを自覚し、一人一人が地震への心構えと準備を怠ってはならない、「備えあれば患いなし」である。東日本大震災は、想定外の想像を絶する被害であったことを忘れてはならない。  今年で関東大震災(1923)から103年、100年を過ぎると関東で地震が増えてくるといわれている。関東は、日本の人口の三分の一の4360万人が住み、国内最大の経済・人口集積地である。大地震や富士山大爆発が起きれば、甚大な被害が及ぶことは必至である。被害を軽減するためにも、東京一極集中の是正が求められている。

 
 

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