top of page

豊臣兄弟2

7月31日
読了時間: 2分

7月26日、NHK大河ドラマ「豊臣兄弟」は、「天下への道」のテーマで山崎の戦いが放映された。山崎の戦いは、秀吉の備中からの中国大返しで主君信長の弔い合戦に挑み、光秀を打ち破った戦いとして有名である。秀吉は、この戦いで勝利したことが、天下取りの第一歩となった。それにしても、備中高松城から山城国山崎まで230キロを、武具を付けて一週間余りで踏破したのだから、驚異的である。  「天下への道」の中で一つ気になったのは、秀吉と生け捕りにされた光秀が、お茶席で対面する場面である。歴史的には、光秀は逃走中に土民に殺されたのであり、生け捕りにされたという史実はない。あえて、秀吉と光秀が対面する場面を創作した意図は何だったのか、正直分からない。この二人の会話の中で、信長によって京都から追放された足利義昭を将軍にする為、「本能寺の変」を起こしたと光秀に語らせている。諸説の理由があるだけに、この場面が必要だったのかは、意見の分かれるところだろう。  先週の「本能寺の変」で信長の登場は終わったが、これまでの小栗信長の圧倒的な存在感を見ていると、タイトルの「豊臣兄弟」に違和感があった。内容的には、「信長と豊臣兄弟」のタイトルがふさわしいのではないかと、思っていた。来週のテーマは「清須会議」、どのように描かれるのか楽しみである。この会議は、信長亡き後の主導権争いが始まる重要な会議である。秀長がどんな役割を果たすのか、あまり知られていないだけに、興味は尽きない。  「豊臣兄弟」を見ていて、ちょっと気になった事がある。それは、NHKの予算の都合もあるのだろうが、大河ドラマのセットとしては貧弱で、舞台のセットのように見えて、出演俳優が豪華なだけに残念である。バブル時代の「独眼竜政宗」を見ていた世代の、忌憚のない感想である。

 
 

最新記事

すべて表示
豊臣兄弟」3

8月23日、NHK大河ドラマは信長亡き後の後継を争う「賤ケ岳の決闘」が放映された。この戦いで、柴田勝家は秀吉に敗れ自身の居城である北庄城に逃れたが、秀吉軍に包囲され城に火を放ち、妻お市と共に自害して果てた。「賤ケ岳の決闘」での注目の場面は、前田利家が勝家に天下を取るよう懇願したが、聞き入れられなかった。これに失望した利家は、勝家に味方することはなかった。利家と勝家は、越前の一向一揆鎮圧に共に戦った

 
 
活動期の地球

6月26日、山梨県富士河口湖町で震度6弱の強い地震があり、富士山との関連が心配される。気象庁は、富士山の火山活動に異常はないと発表したが、1707年に大爆発して以来320年間休止している富士山は、過去およそ5600年間に180回もの噴火を繰り返してきた活火山である。記録に残る一番古い噴火は781年の天応噴火で、平安時代には頻繫に噴火したことが記されている。  2011年の東日本大震災は、869年の

 
 
イラン攻撃に想う

5月28日、アメリカによるイラン攻撃から3ケ月、今だに先行きの見えない状況が続いている。3月の高市首相訪米の折、トランプ大統領は「望めば2秒でこの事態を終わらせることができる」と豪語したことが思い出される。しかい、毎日のように発言が変わり、ディールの達人の手腕が問われている。トランプ大統領のディールは、したたかなイランとの交渉に行き詰まり、焦りの見える今日この頃である。ホルムズ海峡の閉鎖は、世界中

 
 
bottom of page