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山上被告裁判2

  • 144491
  • 2025年12月31日
  • 読了時間: 2分

12月18日、安倍晋三元首相が2022年7月8日奈良市で銃撃殺害された事件で、殺人などで罪に問われた山上徹也被告の裁判員裁判が結審し、検察側は無期懲役を求刑した。しかい、弁護側は山上被告が旧統一教会に翻弄された生い立ちや悲惨な境遇を考慮すれば、「最も重くても懲役20年までにとどめるべきだ」と主張した。今回の裁判は、宗教団体の「宗教2世」による元首相の殺害という、戦後史に前例がない事件だけに、量刑が最大の争点になる。  今回の裁判で一つ疑問に思うのは、検察側が安倍元首相の教団の友好団体に寄せたビデオメッセージへの評価である。検察側は、このビデオメッセージは殺人を誘発するものとは認め難いと判断した点である。しかし、山上被告にすれば自分たちを苦しめてきた、統一教会の韓鶴子総裁への安倍元首相の「敬意を表します」の一言は、ショックだったろう。韓総裁は、一番の標的だっただけになおさらである。山上被告の心情を考えれば、ビデオメッセージが銃撃事件を誘発する一助になったと考えるのが自然である。  それにしても、安倍元首相銃撃の映像を見るたびに、残念に思うことがある。警備員全員が前方ばかり見ていて、後方を見ている警備員がいないことである。なぜ、このような警備態勢がとられたのか、その理由が知りたい。もし、後方を見ている警備員がいれば、事件は防げたはずである。世界の標準から見れば、このような警備体制はあり得ないし、二度とこんな事件を起こしてはならない。そして、旧統一教会の横暴を許してきた、政治やマスコミは大いに反省しなければならない。  安倍氏を突然亡くした妻昭恵さんの悲しみは計り知れない。陳述書で「罪をきちんと償うように求めます」と述べ、「極刑を求めます」と言わないところに山上被告への配慮が感じられる。これは、元首相の妻としての矜持なのだろう。来年、1月20日に言い渡される判決に注目である。



 
 

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